今日の一言

興味深いトピックをまとめたいと思います。

なぜ勉強する必要があるのか

小さい時、なぜ勉強なんてしなきゃいけないんだ! と思ったことがあると思います。

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私がよく覚えているのが、クラスメイトが言っていた

「数学なんて社会でなんの役にも立てないのになんで勉強しなきゃいけないんだよ」

 

という言葉です。高校生の時ですね、当時は明確に反論できませんでした。

ちなみにそのクラスメイトはその後一切勉強しなくなり、せっかく付属校に入ったのに大学に上がれませんでした。

 

私は附属に通っていたので大学受験しなくてよかったので、他の高校生より勉強はしてませんが、行きたい学部があったし、以前にも書いた通り、頭がいい方が得だと思っていたので、附属ですがテスト勉強はちゃんとしていました。

 

atsblog.hatenablog.com

 

でもこれは役立つからという意識で勉強することはなかったですね。

まあ薬の開発とかしたい人は化学、生物学は直接役に立つだろうから、直接役立つイメージがつく科目もあるんですが、興味がない人にとっては化学なんて何にも役に立たないかもしれないし、英語習っても一生英語使わずにいる人もいるわけです。

つまり何が役に立つかはその人の歩む進路次第になってしまいます。

 

じゃあ何のために勉強するか?です。

①選択肢を増やす

一つは選択肢を増やすということです。

化学を学んでなければ、まず化学の道に進むことはありません。

それに触れてみなければ興味が有るかもわかりません。

必要か不必要かはともかく、若いうちに触れておくのが重要なのかと思います。

 

②選択・判断するため

この選択をするためというのが実はすごい大事です。

人は大小様々の多くの選択に日々に迫られてます。

1日に自分がどれだけ選択をしているか数えてみてください。

 

選択は疲れるものです。

スティーブ・ジョブスマーク・ザッカーバーグ

いつも同じ服なのはくだらない毎日の服の選択に労力を使いたくないからです。

 

上記の例は些細な例ですが、重要な選択の場合はどうでしょう。

結婚するとか、転職するとか、どの学校に行くとか、その選択次第で人生が大きく左右される場合。

 

こういう時に今まで自分が学んできたことが活きてきます。

上の例で言えば、例えばの話ですが、数学ができない人は、将来の金銭状況を考えず、仕事を選んだり、結婚相手を選んでしまうかもしれません。

 

というようにその選択をした後の結果をシミュレーションして比較するのに、学問と経験が必要となってきます。

 

私が学んだMBAというのは一言で言うと選択の訓練です。

いろいろな事例(ケーススタディ)を通じて、この場合あなたならどういう選択をする、それは何故か?

ということをひたすら繰り返します。


それぞれのケースで最適な判断をするためにメソッドとして、ファイナンスやマーケティング、統計学などを学び、駆使します。


学問が先にあるのではなく、問題が先にある、つまりissue firstで様々なメソッドで最適解を探索し、判断するのです。

 

マクロ経済学を勉強した時です。

そこで得た知識は目からウロコでした。

マクロ経済を理解していると世の中の金の動きが大体分かるようになります。

 

昔FXをやっていた私からして見れば、そういうことだったのか!!!!

だからあそこで円安になって、円高になったのか!!

ということがわかるのです。

正直マクロを理解していないのに、為替に手を出すのは無謀だったのです。

知識がない人間がギャンブルをやっているのと同じ。

 

分かっていれば、いつ円を買って、売るのか、そういう選択がより効率よくできたはずです。

 

なので数学は意味がないわけではなかったんですね。

まあ時間は限られているので、全てを学ぶことはできませんが、意味のない勉強はないということです。