下手なマーケティング講座
下手なマーケティング講座
どの会社もブルーオーシャンを得ようと、他社を出し抜き差別化しようとしています。
しかし競争力を持とうと差別化した結果、悪循環に陥る可能性があります。
例えば差別化しようとマイルを導入した航空会社は結局他社も同じことを真似してきたため、なにも競争力のアップにつながらず、結局業界全体の利益率を下げてしまっただけでした。
差別化はうかつにできません。やるなら他社には真似できないこと、若しくはfirst comer advantageがあることです。
First comerというのは最初に出てきて、そのまま市場を席巻する、競合が入ってきても追随できない状態である。当初のLEDの日亜化学のように特許で守られている場合とか、アップルの用に簡単には真似ができない強烈なブランド力、デザイン力がある場合とかですね。
ひどいのは携帯通信サービスですね。
最近みる学割を例に取ると、
A社「学割始めます!」
D社「右に同じ!」
S社「右に同じ!」
とか、
総務省「5000円以下にしなさい!」
A社「4900円!」
D社「4900円!」
S社「4900円!」
ってもうお約束ですよね。
もうあの人たち業界全体で同じことやってばかりです。この3社の違い分かりますか?ソフトバンク光とかいってこしひかりとかけて米配ってるくらいですは。
分かりやすい話、この人たちは他社の真似してればいいだけだから自社にマーケティング部隊は極論いらないんです。
「やべ!D社が学割で5GBも配っちゃうんだって、うちも配らなきゃ!」
みたいなことしてればいいんじゃないでしょうか、というか現状そんな感じじゃないでしょうか。